僕が医師になった経緯①
僕の家系は医業とは全く違います(3代前は田舎の診療所だったらしいですが)。父は海上保安官でしたが、僕が10歳の時に亡くなっています。脳出血でした。倒れてから一度も意識が戻らず、その間雑誌の付録で貰った水の中に小さな魚の模型が入った箱を底に沈む前にひっくり返す、、、みたいな遊具で、これが底に付いたら亡くなると思って必死に一晩やってたのを思い出します。
この父の逝去も理由の一つになったのかもしれませんが、親戚からもずーっとそそのかされてました。中学に入った頃以降は本人もそのつもりに少しずつなってはいたのですが、声楽への夢もあったりして。この頃は医師なら脳外科と思っていました。
高校後半になると医学部への進学を考えるようになり、その理由が、会社員とかだと途中に課長、部長など階級があって中間搾取みたいな感じが嫌だな、医師なら患者との直の関係だから、というものでした。
そして、大学は医学部へ入学することになりました。(続く)