モッチョム岳
副院長の伊藤です。
今回はモッチョム岳登山に行ってきました。
モッチョム岳とは屋久島に行ったら名前は知らなくても誰もが目にする巨大な岩山です。
出発は千尋滝の駐車場横にある登山口(標高270m)です。
頂上は標高940mなので、
標高差700m、片道たった2.7kmの登山です。
ところがそれを片道3~5時間かけて登るそうです。
それを聞いただけでどんなにたいへんな登山になるか恐ろしくなります。
出発してすぐから急登です😂
はじめストックを使いながら足だけで登れますが、そのうちに木の根、岩、ロープをつかみ全身を使いながらの登山に変わりました。
すぐに汗だくです。
でもさすがに屋久島。
たいへんな行程ばかりではありません。
樹齢3000年の万代杉。
縄文杉とは違い、すぐ近くまで寄れます。
その他、樹高24mのモッチョム太郎という巨大な屋久杉もあります。
そしてもちろん屋久島にはかかせない、苔むした森もあります。
自然の湧き水を補給すればまた頑張れます😊
最後に大きく垂直な岩をロープをつかみ、一歩ずつ登っていくと頂上です。
頂上からは屋久島の山々、眼下には町と海が拡がり爽快で素晴らしい景色です。
ただ横は花崗岩の一枚岩が何百mもほぼ垂直のように切り落ちています。
高所恐怖症の私は顔をだして覗くなどはできません。
その後ゆっくり昼食をとり下山します。
が、この山はなかなか気が抜けません。
通常、下山は登りより楽で時間も短くなるはずですが、この山は違います。
登りよりもっと気を使います。そして足にきます。時間もかかります。
いや~ きつかったぁ~。でも楽しかったです‼
ここは縄文杉や黒味岳・宮之浦岳登山とは全くタイプの違う登山ですが、季節やガイドさん、靴などしっかりと準備すればとてもおもしろい山です。
さすが、屋久島。奥が深い👍