AMH(抗ミュラー管ホルモン)とは

こんにちは😊

メディカルコーディネーターです☘️

今回は抗ミュラー管ホルモン(AMH)についてお話しします。

AMHとは、卵巣の中にどれくらいの数の卵子が残っているかを調べるための採血での検査です💉

月経周期に関係なく採血できますが、20224月からの保険適用に伴い厚生労働省の通達により、体外受精(顕微授精を含む)を行う患者さまにしか検査を行うことができなくなりました🙇‍♀️!

女性は生まれる前にすべての卵子ができていて、卵巣の中にある原子卵胞(卵胞の元)は女性が胎児の時期に作られます。妊娠6ヶ月までの間に左右の卵巣で700万個の数の原子卵胞が作られますが、ここで原子卵胞を生み出す作業は終了します。これ以降新しい卵子が作られることはありません🤰

性成熟期になり排卵が始まると、毎月約1,000個の卵子が最終成熟を開始し競争して敗れた卵子はなくなっていきます。このように毎月多くの卵子が減っていってしまいます🤓✏️

AMH値は年齢とともに低下していきますが、人によりAMH値は異なるため、年齢別の平均値や中央値と自分のAMHと比較して多少高くても低くてもあまり意味はありません。ただAMHが非常に低い場合には閉経が早くなる可能性があり、ステップアップを急ぐ必要があります📚


またAMH値は卵巣に残っている卵子の数を示すだけで、妊娠のしやすさを示すものではありません。値が0に近いのに妊娠される方も多くおられます✨

AMHは、体外受精(顕微授精を含む)を行う際にどのような卵巣刺激法を選択するかを決めるための非常に重要な指標になりますので、診察の際には先生と相談して決めてくださいね😌

そして少しでも疑問に思ったことや、分からないことがありましたら、遠慮なくスタッフへ声をおかけください🕊️