それぞれの3.11
今日は僕にとって特別な日。12年前の今日、後縦靱帯骨化症(OPLL:この時点で初めて診断)で狭くなっていた髄腔への原因不明急性出血・血腫による圧迫で四肢麻痺となり、頸椎、頚随の手術後の入院から退院できた日です。
前日(2011.3.11)の午後2時くらいに主治医から呼び出されて、術創からの浸出液が止まりようやく退院許可が出て病室に帰って密かに喜んでいたら、帰宅した女房から連絡、「日本沈没だよ!」と大地震、大津波のニュース。心境複雑なまま翌日退院、喜びもあまり味わえない状態でした。
家に帰ると、玄関の扉がもの凄く重かった事、早速車の運転したらハンドルがパワステなのにもの凄く重かった事覚えてます。いずれも上腕三頭筋の萎縮によるものでした。他には、文字を書くのに筆圧が出せず震える、風呂に入って頭部が洗えない、背中が拭けない、もちろん腕立て伏せは手を突くことすらできない、などなど大変でした。上腕三頭筋恐るべし!でした。
今でも相変わらず激しい首肩背中の痛みはあるものの生活や仕事は普通にこなせるようになっています。ただ、手のしびれが少しあったり、ちょっとした動作や向きがなかなかできなかったり、手先が冷たくなったり、完全には元に戻っていないですね。12年経つとこれが術後の影響なのか老化のせいなのかわからなくなってきてます。
まあ、ここまで回復できて12年、干支一回りも仕事出来てますので恩の字です。何にでも感謝しないと!オマケの人生、やらなきゃ損々!