【重要】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する日本生殖医学会からの声明を受けて
2020年4月1日本日付けで日本生殖医学会から下記の声明が出されました。
これを受けまして、当院でも治療中の患者さん、これから治療が始まる患者さんに対して今後の選択肢として「治療を延期する」という提案を提示させていただきたいと思います。具体的な方法(治療を中止するのか、予定している凍結胚融解移植を中止するのか、採卵は実行して受精卵を凍結保存するのか、推奨は理解しつつもご自身の治療を継続するのかなど)については個別に相談してご夫婦の意思を尊重して決めたいと思います。
生殖医療の分野にも新型コロナウイルスの影響がついに及んできました。米国では感染の拡大に伴い3月18日に米国生殖医学会(ASRM)が生殖医療の一時的中断の勧告が出されており、同じく感染拡大が進む欧州でも欧州ヒト生殖医学会(ESHRE)が同様の勧告を出していました。日本ではこれから感染の急激な拡大が危惧され、これに対応した学会の声明と思われます。治療を受けている、これから受ける皆様にとってはとてもセンシティブな問題ではありますが、個々人それぞれの事情もありますので熟考されて結論を出されてください。
初診は継続して受けております。妊娠目的での胚移植を伴わない採卵、体外受精、顕微授精、全胚凍結も継続して行っていきます。